今回は私のおすすめマンガの「BLAME!」を紹介します。
では早速始めていきましょう。
全10巻(新装版全6巻)の完結作品
「BLAME!」は月刊アフタヌーンにて連載された弐瓶勉氏によるSFアクション作品で全10巻。
新装版は全6巻で完結しています。
掲載期間は1997年3月号~2003年9月号までです。
ネット端末遺伝子を探して広大な都市を旅する主人公の霧亥
遥か超未来、都市は複雑高度に階層化され、都市環境は堅牢な『超構造体』に内蔵された『システム』により支えられていた。コンピュータ・ネットワークは極限まで発達し、『統治局』により管理された一大ネットワーク社会『ネットスフィア』は、実社会と同じか、それ以上へと拡大し、ネットワークへの正規アクセスを可能にする『ネット端末遺伝子』の保有そのものが市民権と同義となる。人類の生存圏はネットワーク・スペースへと置き換わり、仮想空間の事象を現実世界へ反映させるなど、理想の世界を構築した。
引用元:ウィキペディアより
しかし、『災厄』によりネットスフィアは機能不全に陥り、『珪素生物』による感染症の蔓延により人々からネット端末遺伝子が失われたことで、ネットワーク社会は崩壊する。制御が失われた『建設者』により際限なく拡張され続ける都市構造物は、やがてその惑星系すら内部に取り込み、不安定な連結がネットのカオスを加速させる。ネットスフィアの防御機構である『セーフガード』は、管理規定にのっとりアクセス権のない人類を不法居住者として排斥し続け、珪素生物はネットの機能回復を阻止すべく人類を襲撃する。人々は繁栄の記憶を忘れ、全てが壊れた世界の片隅で短い生を生きる。人類の黄昏の世界が舞台である。
主人公の『霧亥(キリイ)』は、正常な『ネット端末遺伝子』を持つ人類を探し、ネットスフィアの機能不全を維持しようとする珪素生物の襲撃を退けながら巨大な階層都市を探索し続ける。
「???」
正直この世界観の説明文章を読んでも意味が分からない人が多いと思います。
全巻読破した私も謎のまま終わった部分が多いです。
細かな世界観は読者の想像に任せるような描写をしている作品になります。
なので曖昧な部分を嫌う人には合わない作品だど思います。
私の見解でザックリ世界観を説明すると
ネットワークの世界が構築されて人類はそこから世界(都市)を統治しようとする。
↓
ところがウイルスの様な汚染が人類に広がって汚染されていない純粋な「ネット端末遺伝子」持つ人がいなくなり都市を統治するシステムが暴走を始める。
↓
暴走した都市は本来管理者であるはずの人類を汚染物として排除する。
↓
人類に管理する権利を取り戻すために主人公の霧亥は汚染されていない「ネット端末遺伝子」を探して無限に広がる都市を旅している。
あくまで私の見解なので異なる意見はあると思います。
広大で果てしない都市の描写がスゴイ!
何世紀もの間、増殖を続けた都市はとにかく広大です。
その都市の描写がとてもスゴイです。
巨大な都市の描写に思わず「ほえ~」と唸ってしまうほどでした。
クリーチャーとして登場する珪素生物とのアクションシーンも豊富でとても読みやすい作品になっています。
とにかく続きが気になって一気読みしてしまいました。
セリフがとても少なく、絵で語る作品なのですがその独特な世界観に没入してしまう感覚を味わうことができました。
作者の弐瓶氏の世界観に脱帽するばかりです。
以上が「BLAME!」の紹介です。
絵の凄さを文章で表すのが難しくて多くを語れませんが、右脳にビンビン響く作品です。
是非一度読んでほしい作品なのでご興味があれば手にとって見てください。
以上
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