今回は元々搭載していたM.2 SSDの容量が不安になってきたのでより容量の大きなSSDにクローニングソフトを使ってクローンして容量を増やすまでをレポートします。
では早速始めていきましょう。
ゲームPCの容量が不足気味に

500GBのM.2 SSDを使用していましたが3Dゲームをインストールしていくうちに容量がどんどん無くなってきました。
まだまだ新しいゲームをインストールしていく予定があるので現在のディスク容量では不安があります。
より容量の大きなM.2 SSDへ換装することを決めました。

今回使用したM.2 SSDはトランセンドの「TS2TMTE220S」です。
ディスク容量は「2000GB」あります。
現行の4倍の容量があるので十分でしょう。
さらにM.2 SSD NVMe対応なので読み書きスピードも申し分ありません。
- Read 3500MB/s
- Write 2700MB/s
- TBW 4400TB
決め手になったのは耐久性でした。
クローニングソフトを使うにはこのSSDを外付けでUSB接続しなければなりません。

外付けドライブケースにグリーンハウスの「M2NVU3A-BK」を用意しました。
このケースは NVMeに対応しているようでJMS583というチップセットを搭載しています。
たまに「SATA」接続のM.2ドライブケースがあるので注意してください。
ハードウェアのセットアップ

組み立てていきます。

Mkey接続であることを確認して斜めに差し込みます。

裏でネジ止めします。

接続完了です。ケースに戻します。

これでハードウェアの準備は完了です。
続いてPCのソフトウェアでディスクのクローンを作成していきます。
「EaseUS Todo Backup Free」でM.2 SSDをクローンする

組み立てたSSDをUSBで接続しても認識されていません。

タスクバーの検索で
「コンピューターの管理」と入力すると
「コンピューターの管理」
と出てくるのでそれをクリックします。

左の項目から
「ディスクの管理」を選択。
すると上記のような画面が出てくるので
「GPT」を選択して
「OK」をクリック。

接続したSSDは未割り当てとして表示されます。
続いて「EaseUS Todo Backup Free」をインストールして起動します。
フリー版のダウンロードはこちらからどうぞ


起動後「ディスク/パーティションクローン」を選択します。

ソース元(クローンする元のディスク)を選択します。

続いて先程接続したSSDを選択。
(クローン先を選択します)

「高度なオプション」で「SSDに最適化」にチェックを入れます。

確認してよければ「次へ」をクリック。

「実行」をクリック。

元々何のデータも入っていないSSDなので気にせず「続ける」を選択。

クローン作成が実行されました。
この後何度かエラーが出ました。
原因はPCにUSB機器を接続しすぎて電力不足になって書き込みが上手く進まなかったことでした。
不要なUSB機器をすべて外してやっとクローンが作成されました。

その後クローンが完了して新旧SSDを換装しました。
そのままじゃ駄目パーティション拡張をしよう
クローンが完成してもそのままだとディスク容量は「元の500GBのまま」です。
残った分(未割り当て)に拡張を適用して「2000GB」に増やします。
パーティションの拡張は「EaseUS Partition Master」のフリー版を使いました。
ダウンロードはこちらからどうぞ。


インストール後「EaseUS Partition Master」を起動します。

拡張したいドライブのパーティションを選択して右クリック
「サイズ調整/移動」をクリックします。

未割り当ての部分を

すべて拡張に適用し「OK」をクリックします。

すると左上に「1つの操作を実行する」と出ますのでそこをクリックします。

「適用」をクリックすれば動作するはずですが、私の場合パーティションの拡張が実行されませんでした。
色々原因を調べた結果

「元データのパーティション」と「未割り当て領域」の間にリカバリー回復用のパーティションが自動で作成されていました。
これが邪魔でパーティションの拡張が実行されませんでした。
人によっては必要なデータかも知れませんが私の場合は不要だったので削除しました。

これで実行できると期待をしつつ「適用」→「1つの操作を実行する」をクリック。

無事パーティションの拡張が実行されました。

肝心のディスク容量も「500GB」から「2000GB」まで拡張できました。
(システム領域で使用している部分があるので表示は「1860GB」です)

これでM.2 SSD同士のクローニングソフトを使っての換装は完了しました。
途中トラブルが2度ほどありましたが、無事に終わって良かったです。
いままで使っていた元のSSDは使用後のドライブケースに入れ替えて外付けの高速ドライブとして活躍してもらおうと思います。
データ保管用で頻繁にアクセスしないと思うので発熱も心配ないと思います。
レポートはこれで終了です。皆様もより良いPCライフを。
以上
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